私たち夫婦は、結婚後すぐに「主夫・働く妻」スタイルになりました。
疑問:主夫は恥ずかしいのか。言いにくいことなのか。
夫の希望で「主夫・働く妻」スタイルになった我が家。
2人でよく話し合い、納得した上で出した決断です。
この先どうなるかは予想できませんが、2人で楽しく暮らせるように協力しようと思っています。
しかし、モヤモヤもありました。
夫婦の決断に迷いはないのに、なぜか人に言いにくいと思っている。
自分でも不思議でした。
友人、同僚、家族、親戚に結婚報告をするとき、
「旦那さんはどんな人なの?」「仕事は何をしているの?」
こんな質問が来たら、なんて答えようか。と困っていたのです。
予想:自分が予想していた周囲の反応
「私の夫は主夫です」
と言った時の相手の反応について、不安は大きく2つありました。
主夫はまだマイナーな存在。反対される不安。
「主夫」はメディアで取り上げられたり、書籍になったり、認知度が高まっているように感じます。
図書館でも、主夫に関する書籍を目にしました。
一方で、知人に「主夫・働く妻」スタイルの家庭は少なく、少数派の印象です。
心無い言葉をかけられるのではないか、と心配していました。
例えば、こんな具合です。
- そんな男の人はダメだ!絶対やめた方が良い!
- ヒモ??
よく考えれば、このような言葉を人に言える方とは、そもそも友達になっていない気もするのですが、
心配な時は悪い方向に想像してしまいがちでした。
心配されすぎる不安。
「主夫・働く妻」スタイルは、今の最善の決断ですが、今後のことは私たちにも分かりません。
結婚したての時は、生活も始まったばかりで、正直心配もありました。
例えば、こんな具合です。
- 男の人が働かないで、大丈夫なの?生活していけるの?
- 女の人は出産もあるし、働き続けるのは無理じゃない?
そもそも、私は心配されすぎるのが苦手。自分も心配な時、相手から更に心配されたら悲しいです。
「そんなに悪いことしているかな?」「自分たちで決めたことを人にどうこう言われたくない」
という気持ちの両方がありました。
方法:伝え方はこう計画した!
夫婦で熟考して出した決断。誰かに伝えることで、自信を失いたくありませんでした。
具体的な計画は以下の通りです。
お試し主夫期間(正式には、まだ会社員)
- 友人、同僚、上司など…会社員、職種など
- 家族、近い親戚、親しい友人…今は会社員だが、近いうちに主夫になることを希望している
反対される不安、心配される不安があったため、
最初は慎重に伝えようと考えました。
主夫本格始動後
- 友人、同僚、上司…Web系、主夫
- 親しい友人…メインは主夫業、サブでフリーランス
会話の状況よりますが、
あれこれ質問されるのが面倒たら面倒、と言うのもあり、
ふんわり答えようと考えました。
結果:実際に伝えた時のその反応
ここからは実際に伝えた時の反応を紹介します。自分が想像している以上に、温かい反応でした。
友人・同僚
特になし。普通の会話で終了。
主夫お試し期間に質問を受けたので、会社員、職種をなんとなく伝えだけでした。
両親・義両親
応援
- 2人で楽しく暮らせるように応援している。
- 自分たちの選択には堂々としていれば良い。
- 2人で協力しようと出した決断は素晴らしい。
- よく決断したね、覚悟したんだね。
心配
- 自分も大黒柱として働いてきた。抱え込みすぎないようにだけは気をつけて。
- 自分たちで判断することではあるが、やはり心配。
- 「主夫」の存在は知っているが、いざ自分ごとになると話は別。
- 正直相手の親の反応や私が本当に納得しているか心配。
もったいない
- 仕事をやめて主夫になるのはもったいない。
近い親戚
意外にも、この質問はされず、特に答えていません。これから聞かれるかもしれません。
親しい友人
驚きの反応
- 驚きすぎて頭が追いつかない!シェフ?しぇふ?しゅふ?主夫?!
羨ましい
- 家帰ったらご飯出てくるってこと?!羨ましい〜!
- いいね!
納得
- 仕事を辞める理由に共感する。
- 普通の友達じゃ反対だけど、きなこ(私)ならやりかねない。
- それぞれの形があって良い。
心配
- きなこ(私)は納得していることなの?
- できることなら、共働きの方が安心だよね。
夫に対する疑問
- キャリアや成功は欲しいと思わないの?
- 勿体無いんじゃない?
勇気をもらった言葉
- 今後何かが起きた時、この選択をしたせいにしないことが大切だね!
- 無理したり、仕事続けることを義務感に思わないと良いね。そこは2人で話してる?
昔の習い事の先生
- 友人にも、「主夫・働く妻」スタイルの家庭があるよ!
- きなこ(私)が納得しているなら、良い選択だね!
考察:反応のまとめ、わかったこと、考えたこと
反応総まとめ
ここまで具体例を紹介しましたが、まとめると以下の通りです。想像するより、悪い反応をされることはないとわかりました。
種類ごと
- 結婚、主夫への驚き
- 今後の生活や決断を応援
- 羨ましい、いいね!
- 精神的な心配(仕事を辞められなくなる、抱え込むのでは)
- 金銭的な心配(共働きの方が家計が潤沢になる、企業はまだまだ男性社会の傾向、出産・育児期の収入減少)
- 夫が仕事を辞めるのは勿体無い(キャリア面、金銭面)
人ごと
- 友人:驚きつつも、温かい反応が多い。
- 家族:応援しつつも、内心心配そう。
- どちらも心配のたねは、金銭面、仕事を続けないといけないこと。
伝えるうちに、生活するうちに、慣れてくる。
就活の面接と同じで、どんな質問を受けても説明できるくらい自分で納得した決断なら、決断が揺らぐことはないと思いました。
生活のシミュレーションをして、
事前に不安要素を解消しておいたのも良かったです!
最初は「主夫・働く妻」スタイルを言うのは勇気が必要でしたが、言うのは少しずつ慣れてくるものです。
相手の反応が予想できるのも、不安が減った要因かもしれません。
また、「主夫・働く妻」スタイルが定着してくると、自分たちにとってこれが「普通」「日常」になります。
私たちにとってはこれが日常!
生活が始まると、
金銭面、生活面、精神面での不安が解消されるね!
今後少し離れている人に伝える機会が来たら、相手の反応、自分の気持ちはどうなるでしょうか。
気になるところです。
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